地域マネジメント学科

輝く卒業生/地域を動かす!学生の取り組み/地域マネジメント実習

輝く卒業生

就職に、確かな実績(令和3年度~令和6年度)※令和6年度は内定者
  • 売上高100億円超企業※1
    への就職者数
    72

    就職者総数の49%

  • 東京証券取引所上場企業※2
    への就職者数
    21

    就職者総数の14%

  • 大学生人気企業※3
    への就職者数
    20

    就職者総数の14%

  • ※1…全国で約1.4万社 国内企業数全体の約0.4%(中小企業庁調べ)
  • ※2…全国で4,382社 国内企業数全体の約0.1%(東証コーポレート・ガバナンス白書2023) 岡山県に本社を置くのは24社
  • ※3…山陽新聞社及びビザビが発表した「岡山の就職希望先ランキング」による
輝く卒業生!希望の進路を実現し、即戦力として活躍
  • 2024年度卒業
    萩原工業株式会社
    総合職
    藤川 太知

    学科で磨いたスキルを
    強みにして

    就職先は合成樹脂繊維のトップメーカーです。学内で実施された企業説明会で、人を大切にする企業姿勢と社員がいきいきと働く雰囲気に魅力を感じ、就職を志望しました。学科で学んだ幅広い視点を持つことやコミュニケーションスキルは、業界を問わずに活かせると実感しています。将来は職種に関係なく、会社の中核を担える人材をめざします。

  • 2021年度卒業
    トマト銀行株式会社
    窓口係
    沖本 うらら

    銀行業務を通じて
    地元を活性化

    在学中、フィールドワークなどを通じて岡山の魅力とともに課題も知ることができ、より一層岡山県を盛り上げる仕事に就きたいと考えるようになりました。そうした思いから、地元の中小企業支援を核とするトマト銀行へ就職。お客様の大切な資金を預かる責任感のある仕事ですが、学科での課外活動で磨かれたコミュニケーション力を活かして、明るく安心感のある対応ができています。

  • 2023年度卒業
    西日本旅客鉄道株式会社
    津山駅 運輸管理係
    寺門 玲奈

    観光を通じて地域の
    魅力を広く発信

    観光業に憧れ、地域マネジメント実習では岡山県観光連盟で大型観光企画の広報業務を体験しました。アドバイザー教員と話す中で「お客さまを岡山に迎える仕事をしたい」という気持ちが固まり、第一希望のJR西日本に就職。「森の芸術祭 晴れの国・岡山」では、姫新線の臨時快速「ハレのモリ」の車内アナウンスを担い、津山駅でお客さまに県北エリアの魅力を案内しました。将来は観光企画に携わり、地域の新たな魅力を発信したいです。

  • 2022年度卒業
    香川県三豊市
    政策部地域戦略課
    原 美紗稀

    「地域の人のために働く」
    夢を叶える

    幼少期から続ける地元・三豊市の和太鼓集団での地域に密着した活動や大学時代に三豊市職員の方から三豊が目指す将来像などの話を聞いたことをきっかけに市役所職員を志望。大学の公務員講座も受講し、地域をフィールドにした学びを活かし、夢を叶えました。現在は、移住・定住促進やまちづくり活動の支援に関する仕事を担当しています。常に地域の人の声を聞き、「三豊に住んでいてよかった」と思えるまちにしていきたいと思います。

地域を動かす!学生の取り組み

「食」を通じたアプローチ
経営的、政策的観点から地域課題の解決に取り組む中で、「食」を通じたアプローチを試みる学生もいます。商品を考案するだけでなく、生産、販売を軌道に乗せ、継続的な収益につなげるためには、ブランディングやマーケティングの視点が不可欠です。学生にとっては、それまでの知識や経験を総動員して実践にあたるまたとない機会となっています。
地域の特産品を作り出す
津山生まれの「珈琲」から着想~津山珈琲チョコレート~

「珈琲」の漢字が津山で生まれたというストーリーにちなみ、コーヒーの風味豊かな板チョコと生チョコの2種類を開発しました。

  • 学生のプレゼンで実現!
    イオンモール岡山2階「ハレマチ特区」で
    販売中!

    今後はサービスエリアや津山市内のお土産品店での販売を検討しています

異なる世代をつなぐ玉島のお茶文化~時をかけるチョコ~
  • 高級抹茶を練りこむことで、玉島地域の豊かなお茶文化が薫るチョコレートを開発しました。幅広い世代でシェアできるよう、個包装で仕上げました。
    玉島地域のお祭りやサービスエリアで販売しています。

地球にやさしい
「食」を追求する
廃棄されるドライフルーツに着目~ドライフルーツフロランタン~

金塚優希さん(2024年度卒業)は、地域マネジメント実習の実習先で、通常廃棄されていたドライフルーツを新しいスイーツに生まれ変わらせました。
この経験から、フードロス削減を目指すビジネスモデルを発案し、岡山イノベーションコンテストで「サンマルク賞」を受賞しました。

「エシカル消費」を
発信する

岡山市消費生活センターと連携した授業の一環として、地元岡山の食材や、通常廃棄される野菜の皮などをおいしく利用できるエシカルレシピを考案しました。また、エシカル消費を促すラジオCMの制作に携わりました。

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地域マネジメント実習

授業の趣旨

  • 1年次・2年次で培ってきた専門知識を実際の地域の現場で役立つものとする。
  • 限られた期間に、課題発見、課題解決に向けた実践をやり遂げることでマネジメント力を身につける。
  • 自身の力量、課題を把握することで、今後の活動に必要な知識やスキルを明確にする。

ここが醍醐味!

  • 正規スタッフに近い働き方を実体験できる
  • 実力次第で、企画から実行まで一気通貫!
  • やり切ることで自分や仲間の成長を実感
地域マネジメント実習の流れ
4月~5月 事前学習

実習が始まるまでの間、大学内で実習先や当該業界に関する学習、
ビジネスマナーなどの基本事項を確認します。

5月~7月頃 現地実習

原則平日の毎日、実習先ごとのプログラムに則った活動を行います。
実習日数や1日当たりの実習時間、曜日は、実習先ごとに違います。
週末に実習があって、平日に休みという実習先もあります。

教員による丁寧なサポート体制

実習プログラムは、実習先と担当教員とが協働で作成します。
実習先にとって問題解決を図るためのプロジェクトであり、かつ実習生にとって地域マネジメント力を身につけることを目的としています。
また、実習生は2週間に1回程度、実習先から原則大学に戻り、担当教員に実習の進捗状況を報告します。
実習先が遠隔地である場合など実習先に教員が巡回して当該報告を行うこともあります。

7月頃 事後学習

大学内で事後学習を行い、実習の振り返り、報告書の作成を行います。
また、全体で実習成果に関する報告会を開催しています。

実習先での学生の様子
  • ひるぜんワイン
    ひるぜんワイン
  • まちづくり推進機構岡山
    まちづくり推進機構岡山
  • サーベイリサーチセンター
    サーベイリサーチセンター
  • 岡山県青少年農林文化センター三徳園
    岡山県青少年農林
    文化センター三徳園
実習体験談

実習先 ミナモト建築工房

坂本 隼大 さん (2021年度入学)

活動内容としては、学生が主催したイベント実施、デザインコード(街並み統一のための最低限のルール)の提案、自主保育「たねっこ」や農園活動など、多岐にわたる業務に取り組みました。
中でも印象に残っていることは、学生主催のイベントです。
イベントの企画立案からチラシ作り、買い出しなどを予算内で行うことや、納期に間に合わせる難しさを痛感しました。
その中で、スケジュール管理能力を身につけ、就職活動の際も、非常に役立てることができました。

ミナモト建築工房
現地実習スケジュール
  • 5月27日
    農園活動にて、そら豆の収穫
  • 6月10日
    11日までの2日間、実習先主催の平田イベントにて、手作りカメラのブースを出展
  • 6月25日
    学生が主催した田中イベントにて、流しそうめん、かき氷、うちわ作りなどを出展
  • 6月30日
    自主保育のたねっこ活動にて、学生が主催した最終イベントの実施
  • 7月4日
    最終日にて、個人プレゼンテーションとデザインコードの発表
  • 酒井 正治 教授
  • 担当教員から

    学生主体で地域と人をつなぐイベントの企画、広報、準備を行い、目標客数を達成しました。

    地域の方やスタッフからも活動を評価いただき、また、みんなからかわいがっていただきました。

    リーダーシップを発揮してチームを引っ張り、地域づくりを担う人材に必要なスキルを高めることができました。

    酒井 正治 教授

実習先 玉野市役所商工観光課

横道 紗紀 さん (2021年度入学)

取り組んだテーマは「玉野市に来る外国人観光客を増加させる」です。
インバウンド観光を盛り上げ、地域にお金を落して貰うことで、地域経済を豊かにし、玉野市の活性化につなげていくことを目的として行いました。
外国人観光客を対象に、街頭でアンケート調査を実施し、55人の方から回答を集めました。
その結果を基に、外国人観光客が興味を抱くような玉野市観光Webサイトを英語で作成しました。
この実習を通じて、何事も進んで努力する大切さを学びました。

玉野市役所商工観光課
現地実習スケジュール
  • 6月19日
    実習開始、現地調査
  • 6月20日
    BSよしもとのロケ台本とスケジュール確認
  • 7月10日
    宇野港にて外国人観光客へのアンケート調査を実施
  • 7月15日
    玉野市海洋博物館70周年記念イベント渋海祭(しぶまりさい)のお手伝い
  • 7月19日
    アンケート調査結果をもとに外国人観光客向けの玉野市観光WEBサイトの作成
  • 7月21日
    実習終了
  • 9月19日
    玉野市観光WEBサイト完成
  • 菅野 昌史 教授
  • 担当教員から

    街頭で、それも外国人観光客にアンケートに答えてもらうのは大変なことです。

    それを立派にやり遂げました。

    英語での作業が多くありましたが、アドバイスをいただいた学内のネイティブの教員も感心していました。

    卒業研究でも引き続き同様のテーマに取り組む予定とのことなので完成を楽しみにしています。

    菅野 昌史 教授

実習先 岡山電気軌道株式会社

岡山電気軌道株式会社とともに、岡山市における公共交通の利用促進に継続して取り組んでいます。2024年度は路面電車の利用促進のため、城下と県庁通りの電停付近のベーカリーショップを掲載した「パンMAP in城下&県庁通り」を作成しました。路面電車内や掲載されたベーカリーショップなどで配布し、メディアでも取り上げられました。

実習先 岡山市中区役所

公務員の仕事を体験することで地域社会における行政の位置づけを理解し、まちづくりの課題とその解決への道筋を見出していきます。多様化する住民ニーズに対応する行政職の仕事を様々な現場で学ぶことができます。