作家の高嶋哲夫先生を講師にお招きした夏季集中講義「日本作家作品研究」を9/11~9/14に開講しました。

玉野市出身の高嶋先生は専業作家として長年活躍されており、2007年に映画化された「ミッドナイトイーグル」をはじめ、災害や科学技術を題材とした小説を数多く執筆されています。また、「首都岡山―新しい日本の形―」では、岡山の吉備高原に首都を移転するという画期的なアイデアを示され、2022年度にはこの本を題材として、本学で公開講演会「見つけよう!考えよう!岡山の魅力」を行っていただきました。

「日本作家作品研究」は、平成21(2009)年の総合人間学部設置以来、高嶋先生を講師にお迎えして15年続いている科目です。計15コマの講義の中で、小説の基本的な構成、書き方や、映画、ドラマ、漫画といった他の媒体との関係性など、小説を様々な角度から考えることで、読書と創作の楽しみを知ることを目標にしています。

今年度は言語文化学科の学生をはじめ、ビジネス心理学科、地域マネジメント学科の学生を含む16名が受講しました。

授業では、映画化、ドラマ化された高嶋先生の著作を鑑賞しながら小説との表現方法の違いについて解説を受けたほか、3日目には吉備路文学館(岡山市北区南方3-5-35)を訪問して、岡山ゆかりの作家についても学びを深めました。

受講した学生からは、「映画やドラマの鑑賞を通じて小説を学ぶことがとても面白かった」「高嶋先生が災害を題材に書かれた小説を知り、防災への意識が高まった」などといった感想が聞かれました。

「日本作家作品研究」は、来年度も同時期に開講する予定です。