本学が行う探究学習支援の一環として山陽学園高校1年生32名が本学を訪問し、生活心理学科の上地准教授と上地ゼミに所属する学生11名と共に、探究学習の研究テーマについてディスカッションを行いました。今回は学生が主体となって高校生へ研究指導をするという形で、対面での実施だけでなく、本学会場と高校とをオンラインで繋ぎ、高校にいる生徒ともリアルタイムで意見交換をすることができました。

この日に備え、学生は担当するグループを決め、先行研究を調べて指導の準備をするとともに、高校生がディスカッションの中で研究テーマをより深められるように、ファシリテーターとして発言を促すための研修を事前に受けて臨みました。

当日は、各グループで感染対策をしながら円卓になるように机付き椅子を配置し、研究テーマについて意見交換をしながら、学生が事前に調べた先行研究の情報をわかりやすく伝達していきました。参加した高校生からは、「大学生からいろいろな助言をもらい、とても楽しい時間だった」との声があり、また、参加した学生からは「研究指導をすることの難しさを感じるとともに自分が研究している方法を見直す機会にもなり、有意義な時間になった」との感想が聞かれました。

研究テーマごとの大学生配置

グループ 研究テーマ 高校生(名) 大学生(名)
A4 マスクの色・形が与える印象について
B11 マスクの色・形が与える印象について
C7 マスクの色・形が与える印象について
D3 ヒトが嫌う虫について
E4 笑い方が与える印象
G3 笑い方が与える印象
D7 季節イメージの色がある背景は
HS5 色は心理や行動にどう影響するか

高校に残って学習を行っていた生徒ともオンラインで繋がり、本学会場の学生・高校生と双方向で研究テーマのディスカッションを行って交流を深めることができました。本学では機器担当者が画面を調整し、さまざまな角度で繋ぐことができたため、臨場感のある活動となりました。高校の先生からは、「新型コロナ感染対策になるだけでなく、移動の負担もなく実施できる方法なので、大変良い方法だと感じた」とのご意見がありました。

その他、学生が大学構内や図書館に高校生を案内する場面もありました。
高校生はキャンパス内の様々な施設を見学し、図書館では蔵書の多さやDVDの視聴環境に興味を持ってくれました。

探究学習支援・出張授業について

山陽学園大学・山陽学園短期大学では「探究学習支援」「出張授業」の依頼をお待ちしております。「総合的な探求の時間」は学習指導要領で定められた大切な学習時間です。高校生の皆さんにとって有益な時間となるよう、本学教員が支援を行います。詳しい内容はこちら、または関連リンクからご確認ください。

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