9月28日(土)「高校生地域マネジメントコンテスト2024」(主催:山陽学園大学 地域マネジメント学部)が開催されました。
「高鳴る!地域の鼓動。響け!私たちの夢。」をスローガンに、岡山、広島、鳥取、愛媛から12校46作品の応募がありました。コンテスト会場では、6高校が参加し、6作品の発表がありました。審査員やコンテスト参加者からも活発な質疑応答が行われ、以下の作品が表彰されました。

最優秀賞は、ロスになる給食用のソフト麺をワッフルに生まれ変わらせて、障がい者雇用の環境改善にもつなげ、実際に販売も行い成果をあげている、岡山県立津山商業高等学校の『規格外の麵がスイーツに!?
~フードロス対策と障がい者雇用につながるソーシャルビジネスを創出~』が選ばれました。

優秀賞1作品目は、障がい者の方のまちなかのトイレ環境に課題を発見し、ネットで多目的トイレ情報を提供することを、2年間にわたる継続テーマとして取り組み、社会実装した岡山県立烏城高等学校の『車いす利用者にも住みやすい街とは・・・』。

優秀賞2作品目は、旧町名に対する認知度やイメージについて緻密な調査やスタンプラリーなどの実証調査から、旧町名を活用した街づくりを提案した、鳥取県立鳥取西高等学校の『鳥取城下町における旧町名復活の要否と旧町名を活用したまちづくり-鳥取市片原5丁目を中心に考える-』の2作品が選ばれました。

岡山商工会議所会頭賞は、高校生が主体者となって、地域の避難経路を実際に確認し、参加者へのヒアリング調査から地域防災の確度を高める取り組みを実践した、岡山県立玉島商業高等学校の『高校生がつなぐ「共助」!
地域の防災力向上プロジェクト』が選ばれました。

奨励賞1作品目は、社会保障制度だけではなく、高校生が主体者となって、地域全体で高齢者や子どもを支える福祉社会を実現できないかと取り組んだ、岡山学芸館高等学校の『持続可能な福祉社会の実現に向けて-「循環型福祉社会」の実現に向けた高校生プロジェクト-』。

奨励賞2作品目は、愛媛県立西条⾼等学校の「地域カードゲーム」を用いたレクリエーションを通して、高校生が高齢者と触れ合いながら認知症の予防を行う取り組み、『高齢者が生き生きと暮らせる社会を目指して』が選ばれました。

幅広いテーマで地域問題を高校生自らが発見し、解決策を提案し、社会実装につなげようとするすばらしい取り組みが発表されました。
コンテスト終了後は、地域マネジメント学部が開発を進めている、津山市を若者にブランディングする「津山珈琲」チョコの試食をしながら、各高校の交流の時間を過ごしました。
来年も多くの高校の参加をお待ちしています。

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