826()に「地域マネジメント力で新時代を拓く」をテーマに、2023年度 第 1 回公開講座を開催しました。

 第 1 回は、『スロー都市に学ぶ:人口減少時代の地域づくり』と題し、地域マネジメント学部 地域マネジメント学科の田中 人准教授による講義が行われました。

 講義の中で田中准教授は、「近代化は物質的豊かさや精神的開放をもたらしたが、他方で生産・消費・廃棄のサイクルの大規模・高速化、中央主導の地域開発の加速、産業都市への人口集中・過疎化過密化といった自然・人間精神・地域コミュニティの破壊の進行を招いた。こうしたことを背景に近年では、グローバル経済から距離を置き、地域の経済や文化を再生する「再ローカル化」に重きを置いた「脱成長」を主体的に選び取る人々が現れはじめた。」と解説し、このようなスロームーブメント、スロー都市に着目した新時代の地域づくりの方位について、海外や日本の都市の具体的な事例を交えながら、見解を述べました。

 残暑厳しいなか、たいへん多くの方々にお越しいただき誠にありがとうございました。

 第2回は93日(日)地域マネジメント学部 地域マネジメント学科の神田將志准教授による『あるものを活かす:岡山観光まちづくりの可能性』です。お楽しみに。